種子消毒(減農薬・環境配慮の温湯消毒)
2005年3月10日
実施

 苗つくりで使用する「種子」は、とっても繊細で、細菌病原菌に対して免疫力がありません。

 そこで、順調に健康な苗が育つよう、種子の間に、既に付着した菌を除去してあげなければなりません。

 今までは、消毒剤の農薬に漬けて殺菌していました。しかし、その廃液の処理や、農薬の減少を考慮すると、できるだけ消毒剤の使用は避けたいです。

 お米の家倉では、昨年度から、消毒剤の代わりに、60度の熱湯で殺菌する温湯消毒器を使用しています。
温湯消毒器 温湯消毒器の、「湯芽工房」


60度の熱湯で、菌を殺菌します。
一度に温湯消毒器に入れられるのは、

2袋16sです。


それ以上入れると、

殺菌効果が下がるので

要注意です!!

写真の上にマウスをどうぞ!

写真の上にマウスをどうぞ!
ステンレスの箱の中に、

種子を2袋入れます。


60度の熱湯に、

10分間漬けます。
その後、スグに取り出し、

冷水(10度以下)で冷却します。


冷たい水で冷却することが

ポイントです。
冷水で冷却
浸種 冷水で冷やした種モミは、

冷水にて、積算100℃

(10℃の水なら10日間。つまり、
10℃×10日=100℃)

になるまで浸種しておきます。

これは、発芽を良くするための工程です。
10日間の浸種後、

催芽機水温32℃で24時間入れ、

発芽させます。

しっかり芽を出しておくことが重要です!
催芽機
このように、できる限り減農薬で、
環境に負荷を与えずに栽培することが、
一、農業者一、人間としての責務であると考えています。
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